【塩素系の色々!】次亜塩素酸水の用途と注意点&塩素系漂白剤NGの場合の黒カビ対処法!【掃除術】
こんにちは!のぞみです。
現在感染拡大が止まないコロナウイルスにより、人々のウイルス対策への関心が高まっています
そんな中、先日私の友人から「ジアニストの10倍希釈液」を入手したと聞きました
そしてその友人は、「塩素系漂白剤の使用ができない」とメーカーから言われてしまった浴室の蓋の枠についた黒カビ落としに、この「ジアニスト」を使おうか迷っているのだと私に相談してきました
「ジアニスト」とは次亜塩素酸水のことで、以前私もこの商品の安全性などについて記事にしました(下記のリンク参照)
次亜塩素酸水には、その名の通りハイターなどと同じく塩素が含まれていますが、果たしてお掃除に役に立つのでしょうか?
そこで今回は「ジアニスト」のお掃除への活用方法があるのか、そして塩素系漂白剤の使用がNGな場合の黒カビ落としの方法について紹介したいと思います!
因みに参考にするのは…
こちらの茂木和哉(@motegikazuya)のYouTube動画です↓
「ジアニスト」はお掃除に役立つのか?
先述の通り、「ジアニスト」、いわゆる次亜塩素酸水には塩素が含まれています
塩素は黒カビ落としによく用いられる塩素系漂白剤にも含まれているので、それだけ考えると「ジアニスト」でも黒カビの洗浄を行えるように思われますが、実際のところどうなのでしょうか?
「ジアニスト」の用途
そもそも「ジアニスト」とは除菌目的で使う物です!
なので洗浄目的で製造された塩素系漂白剤には、洗浄力で大きく劣ります
具体的には「ジアニスト」の中に含まれている塩素の量が、塩素系漂白剤よりもかなり少ないのがネックです
ゆえにある程度の生物汚れに対しては効果がありますが、ガンコな黒カビ汚れに対して「ジアニスト」を使うというのは、勿体ないですし、効果も期待できません…
なので大人しくお住いの除菌目的で使うのがよいと思います
(なお「ジアニスト」には次亜塩素酸イオンが多く含まれているため、汚れ落としという点では効果が薄いものの、除菌目的で使うには最適です)
「ジアニスト」を使用する際の注意点
「ジアニスト」を除菌目的で使うにしろ、強引に汚れ落としで使うにしろ、成分の塩素が飛びやすいという点に関しては注意が必要でしょう!
具体的には…、
・日の当たる場所に置かない(光によって塩素が分解されるため)
・気温が高い場所に置かない(熱によって塩素が分解されるため)
などの配慮が必要となります
なお「ジアニスト」の大きなサイズ、あるいは多くの量を購入してしまった場合は、裏面にある使用期限までに使い切らなくてはなりません
そうしないと塩素が飛んでしまい、ただの水になるからです
よってこのような場合、使い切るという目的でヌルツキなどの落としやすい生物汚れ落としに用いる、といった苦肉の策は許容できるでしょう
塩素系漂白剤NGの場合の黒カビ対処法
先述の通り塩素系漂白剤がNGの場合、次亜塩素酸水が黒カビ掃除の役に立つのかというとそうではありません
では今回の友人のお風呂の蓋の例のように、メーカーから「塩素系漂白剤の使用NG」と言われてしまった場合における、黒カビの落とし方を、今一度考えていきたいと思います
塩素系漂白剤以外の黒カビ落とし剤
塩素系漂白剤が使用できないのなら、それ以外の黒カビ落としに使えそうな洗浄剤の使用を考えましょう!
具体的には以下のような洗浄剤たちが、黒カビ落としに使える可能性があると思われます
・発酵乳酸系のカビ取り剤
・酸素系漂白剤
・エタノール
・塩化ベンザルコニウム(オスバン)
しかし正直どれも塩素系漂白剤より洗浄力という面では一歩劣る物ばかりです…
特に友人の例でいうと、お風呂の蓋の隅のゴムパッキンなど、比較的柔らかい素材に生えてしまった黒カビは、根が深く浸透しているためガンコです
そんなガンコな黒カビ汚れを落とすとなると、上記のようなカビ取り剤では正直心もとないです
プロに相談する
個人でどうしようもないのならプロに相談するのが先決です!
しかし実はプロの清掃業者さんでも、黒カビ掃除の際はほとんどが塩素系漂白剤を使用します
もちろん素人が使うよりも素材を傷めないような工夫はしてくれるでしょうが、メーカー直々にNGとされた洗剤を使うのはやはり気がかりです
かといって、塩素系漂白剤を使わないようお願いしても、正直了解してくれるか、あるいは了解してくれても汚れが満足に落ちるかどうか、全く分からないです
パーツや製品の交換
掃除ができないのなら、もうパーツや製品自体の交換をするのも手です
もちろん個人で掃除するよりもお金はかかるでしょうし、黒カビのついた物の処分なども手間ですが、確実に黒カビとはおさらばできます
友人のようにお風呂の蓋程度であればあまり値も張りませんし、もし同じ悩みでお困りの方がいらっしゃったら、新品の購入も検討されてみてはいかがでしょうか?
まとめ
いかがでしたか?
今回は「ジアニスト」の用途や保存上の注意点、更に塩素系漂白剤を使えない場合における黒カビの対処法について紹介してきました!
塩素系漂白剤NGの場合の黒カビに関しては、メーカーに今一度状況を事細かく説明した上で、対処法を提案してもらうのもよいでしょう
メーカー側としては、少しでも危険性がある場合「一切の使用禁止」と言わなければいけない部分があると思いますので、その点に関して詳細に説明を求めれば、もしかすると良い案を出してくれるかもしれません
ではご精読ありがとうございました!
またお会いしましょう♪