【お悩み相談室】ステンレスのキッチンシンクにできた輪ジミ&シャワーの黒いつまり汚れ
こんにちは!のぞみです。
今回も茂木和哉さんと一緒に「茂木和哉のお掃除お悩み相談室」に届いたお悩みをご紹介していきます!
ちなみに参考にしたのは、こちらの茂木和哉(@motegikazuya)さんのYouTube動画です。
キッチンシンクにできた輪ジミの原因は?
それでは1つめのお手紙です。
『ステンレスシンクのエンボス加工のワークトップに
ガラスコップの輪じみがついてしまいました。
ググってみた方法のクエン酸を溶かした液で湿布しましたが、びくともしませんでした。
ステンレスのワークチップがこのようにストレスになるのは初めてで知らず
同居人にまで神経質に「置きっぱなしにしないで。水しぶきは必ず拭いて」となってしまい、キッチンのことで滅入っています。
ちなみに賃貸です。』
キッチンの輪じみが気になっているとのことですね。茂木さん、こちらはいかがでしょうか?
ステンレスに輪じみがついた……しかも場所はキッチン……少し不思議ですね。
そういう風に簡単にシミになってしまう素材は、キッチンには向いていないので使用されないと思います。
もしすぐシミになってしまうキッチンだとすると、メーカーにクレームがいっぱい届いてしまいますからね。
わたしも前に住んでいた家を今も会社として使っていますが、かれこれ10年くらい使っています。
新品で買ったタカラスタンダード製のキッチンを使っていますが、10年たっても全然シミができる気配はありません。
もしかすると、ご質問者さんが気にされているシミというのは、水やお湯、お茶などの飲料水が原因なのではなく、洗剤が原因という可能性はありませんか?
洗剤で酸やアルカリが強いと、ステンレスでも酸焼け、アルカリ焼けしてしまいます。
あとは塩素でも、塩素焼けが起こることがありますね。
とは言え、ほんの少し置いていたくらいではシミにはなりません。
どちらも長い時間置いていた場合、の話です。
お手紙のなかでは「クエン酸を溶かした液で湿布をしたけれどビクともしない」とありますね。この場合クエン酸は大丈夫なのでしょうか……?
たしかに、気になりますね。
クエン酸を使ったことで、シミにはならなかったのでしょうか?
クエン酸とは別の液によって、輪ジミがついてしまった、ということになりますね。
ますます「どんな液によって輪ジミがついてしまったのか?」が気になります。
あとは「どのくらい放置したらシミになったのか?」も知りたいところですね。
一般的なシステムキッチンに使われている素材だとすると、そう簡単にはシミにならない素材で作られているはずです。
こんなに簡単に輪ジミになることってあるのかな?と疑問です。
ちょっと不思議なことが多いので、一回キッチンシンクのメーカーさんに相談してみるのもいいと思いますよ。
もしかすると、キッチンそのものに問題があるのかもしれません。
もしそうでなくても、強い液によってシミができたときの復旧方法についてはメーカーさんから教えてもらえるはずです。
キッチン自体の問題かもしれない、ということですね。一度メーカーさんに聞いてみましょう!
ちなみに、なかなか落とすことできない輪ジミは、クレンザーや研磨スポンジで研磨する方法もあります。
ですが研磨して元通りにするには技術が必要になりますので、一般の方には難しいかもしれません。
もし研磨して元通りにしたいという場合は、メーカーさんに専門の業者さんを紹介してもらってください。
もしくはハウスクリーニング屋さんに相談してくださいね。
ハウスクリーニング屋さんも、結構腕があるところでないと研磨して復旧、は難しいかもしれません。
なかなか高度な技術なんですね……!良い業者さんがみつかるといいですね。
繰り返しできるシャワーの黒いつまり汚れは?
それでは次の質問に行きましょう。
『はじめまして!いつも感心しながら見させていただいております。
お聞きしたいのは蛇口というか水が出るところ(例えばシャワーの穴がたくさんあるところ等)に
黒カビなのか気付くと穴や蛇口に溜まっていて、水の出が悪くなってしまうことがあります。
柔らかいものは強く水を出すと取れたりもしますが
カビ取り剤をラップし時間をおいてみてもキレイにならなくて困っています。』
とのことです。水の出が悪くなるほどのカビにお困りのようですね。
茂木さん、こちらはいかがでしょうか?
これも不思議ですね。
「黒カビのような黒いものが、蛇口やシャワーの出口に詰まってしまう」ということですよね。
もし黒カビであったとしても、水の出が悪くなるほど詰まる、という状況はなかなか考えられません。
もし長い期間使用していなくて、常に水で濡れているような状態だったら考えられますが……シャワーですから、毎日お風呂に入るときに使いますよね。
蛇口もシャワーと同じく、ほぼ毎日使われているかと思います。
つまりの原因がカビの場合
そうはいっても、もしカビが原因なのであれば、「塩素系カビ取り剤を効果的に使う」ということから試していきましょう。
蛇口やシャワーは、パーツを分解してつけ置きするのがいいですね。
ハイターで50~100倍の希釈液を作って、パーツを分解し、1時間ほどつけ置きをしてください。
ポイントは最低でも1時間はつけ置いておくことです。
これで大体のカビは取れると思いますが、それでも落ちが悪いときは、希釈液の濃度を濃くするか、つけ置き時間をもっと長くとってみてください。
カビ落としで大切なのは、塩素系漂白剤の濃度、そしてつけ置き時間、でしたね!
つまりの原因がカビではない場合
ハイターのつけ置きでも黒い汚れが落ちなければ、カビではありませんね。
そうなれば、今度は水質や配管の素材が気になります。
あまり考えられないのですが……地下水や沢の水などの水道水以外を使用している場合は、水質自体が黒い汚れの原因になっているのかもしれません。
なるほど。水質によってできる汚れが違うと言いますしね。
あとは配管の素材が古く傷んでいる場合、設備自体の問題ですね。
配管が汚れていたり傷んだりしていて、黒い汚れができてしまうのかもしれません。
原因がカビだったとしても、詰まるくらい高頻度でカビが出るのは、設備的な問題が考えられます。
カビではなかったとしても設備的な問題が考えられますので、一度水道屋さんに相談してみましょう。
水道屋さんに「シャワーと蛇口が定期的に詰まるくらい、黒いものが出てくるんです。一度見てもらえますか?」と電話すれば良いですよ。
カビだとしてもカビではないにしても、水道屋さんに相談してみるのがいいですね!
まとめ
茂木さん、ありがとうございました!
いかがでしたでしょうか?
今回は寄せられたお手紙の中から、ステンレスのキッチンシンクについてしまった輪ジミ、そして何度もできるシャワーの黒いつまり汚れについてご紹介しました。
汚れにもいろんな原因があるだけではなく、設備自体に問題があることがある、というのがわかりましたね。
どんな方法を試しても落ちないな?というときは、一人で悩まずに、専門の業者さんやメーカーさんに聞いてみましょう!
今回もここまで読んでくださり、ありがとうございました!
それでは、またお会いしましょう!