無印良品は安心安全?バス用洗剤を人気バスクリーナー4つと徹底比較!
こんにちは!のぞみです。
実は最近、気になっている洗剤があるんです。
それは、無印良品さんのお風呂用洗剤。
シンプルでおしゃれなパッケージがなんとも魅力的ですよね♪
ずっと気になっていたのですが、先日の無印良品週間に思い切って買ってみました。
ただ、実際の使い心地や安全性など、他のバスクリーナーとくらべてどうなのか?
気になるところを汚れ落とし研究家の茂木和哉さんにお伺いしました!
ちなみに、参考にするのはこちらの茂木和哉(@motegikazuya)さんのYouTube動画です↓
無印良品のバスクリーナーの成分
使用されている界面活性剤はどんなもの?
茂木さん!早速ですが、無印良品のバスクリーナーについてのレビューをよろしくお願いします!
よろしくお願いします。まずパッケージに書いてあるものを見ていきましょう。
成分を見ると「界面活性剤6% アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム」と書いてありますね。
アルキルエーテル硫酸エステルナトリウムは洗剤の場合の表記の仕方で、同じものでも化粧品だとラウレス硫酸ナトリウムと表記されます。
ラウレス硫酸ナトリウムは、ラウリル硫酸ナトリウムの安全性が問題になってから出てきた界面活性剤ですね。
ラウリル硫酸ナトリウムのほうは、ご存じの方も多いのではないでしょうか?
ラウレス硫酸ナトリウムは後から出てきたものなので、刺激は弱くなるように作られていますが、それでも最近は安全性が問題視され始めています。
ええと……名前が似ていてややこしいのですが……無印良品のバスクリーナーに含まれているアルキルエーテル硫酸エステルナトリウム(ラウレス硫酸ナトリウム)は、それほど安全性の高い界面活性剤ではない、ということですね。
そうですね。
肌が弱い方や、小さなお子さんは避けたほうがよい界面活性剤です。
パッケージの説明文には「ヤシ油由来の洗浄成分を使った植物性の洗剤です。洗浄に必要な成分のみを使用し、無香料、無着色で仕上げました。」と書いてあります。
ヤシの油ってなんだか肌によさそうな気がするのですが、こちらはいかがでしょうか?
ヤシ由来の洗浄成分というところは、安全性を伝える部分としてはあまり本質的ではありませんね……。
ヤシの油であろうと、植物由来の油であろうと、なにから作られたかよりも、できた成分がなにか?のほうが重要です。
パッケージの文章を見ると「ヤシ油由来の洗浄成分」「植物性の洗剤」とあり、とても安全性が高そうなのですが……安全性についてはあくまで「成分」と「液性」で見るのがポイントです。
なるほど、あくまで中身の成分を見る。知識って大事ですね……!
中性なのに木製品に使えない?
無印良品のバスクリーナーは、液性は中性と書いてあります。こちらについてはいかがでしょうか?
中性なんですね。ただひとつ気になるところがあります。
洗剤を使用できないものに「大理石などの天然石、ヒノキなどの木材」とあります。
中性なのにどうして、木材に使用できないのかが気になりますね。
細かいところも見ていきますね!中性のバスクリーナーだと他にどんなものがありますか?
例えば、花王の「バスマジックリン」。
「バスマジックリン」の液性は中性ですが、こちらは使用できないものの表記は特にありません。
同じくライオンの「おふろのルック」も液性は中性です。
こちらは「大理石は使えない」と書いてありますが、木材は使用不可とは書いてありません。
他のメーカーさんの中性洗剤は、木製品にも使えるんですね。
ライオンの「バスタブクレンジング」の液性は弱アルカリ性です。
こちらは、使用できない場所に「大理石などの木材、木製品、照明」とあります。
「スクラビングバブル バスフリー」はアルカリ性なのですが、使えない場所は「大理石、真ちゅう、木製品」と書いてあります。
木製品が使えないバスクリーナーは弱アルカリ性、アルカリ性なんですね。ところで……どうしてアルカリ性だと木製品が使えないのでしょうか?
アルカリ度が高ければ高いほど、木が傷むリスクが高くなるからです。
タンパク質を編成させる作用が高まるため、木肌が傷んでしまうんです。
無印良品の洗剤は、中性なのにどうして木材に使用不可なのか、ますます気になりますね。
バスクリーナーの泡の出方を比較
次に気になるのが、実際どんな泡がでるのか?ですね。
泡と壁が密着する時間が長ければ長いほど、汚れが落ちやすくなります。
つまり掃除がしやすくなる、ということです。
今回は残念ながら「バスマジックリン」が空になってしまったので……
人気バスクリーナー「おふろのルック」「バスタブクレンジング」「スクラビングバブル バスフリー」の3つと無印良品のバスクリーナーとで比較していこうと思います。
見ていく点は、泡の出方そして壁との密着力です。
比較するために用意した黒いボードに、手首を動かさない状態で二回スプレーします。
お風呂の壁の材質、スプレーの仕方(手首のスナップをきかせてスプレーする、など)によて結果は異なりますのであらかじめご了承ください!
以前同じ方法で、「おふろのルック」「バスタブクレンジング」「スクラビングバブル バスフリー」「バスマジックリン」の4つを比較しました。
気になる方は、こちらの動画もご覧ください。
それでははじめます!
まずは「おふろのルック」と無印良品のバスクリーナーです。
壁に向かって二回スプレーします。
無印のは結構かたくてしっかりした泡がでますね。
ただし泡のかたさがあだとなってか、泡の落ちていくスピードはおふろのルックよりも早いです。
もう一度スプレーしてみましょう。
やはり、「おふろのルック」の方が落ちるスピードがゆっくりです。
壁と泡との密着力が高いといえます。
さらに泡の横幅が広いので、一度に広い部分に洗剤をかけることができますね。
次は「バスタブクレンジング」と無印良品のバスクリーナーを比較します。
落ちるスピードはほぼ同じくらいです。
バスタブクレンジングのほうが広い範囲に泡をスプレーできますね。
最後に「スクラビングバブル バスフリー」との比較です。
「スクラビングバブル バスフリー」の泡は特徴的です。
シャバシャバとした泡ですぐ流れ落ちていきそう、と思いきや意外と密着力が高く、結構長い時間、壁の上の方にとどまってくれるんです。
ただ「スクラビングバブル バスフリー」スプレーがいまいちで、滑らかさに欠けますね。
やっぱり花王やライオンはスプレーもこだわっているな、と思います。
泡の出方の比較は以上です。
本当は無印良品のバスクリーナーと泡の出方が似ている「バスマジックリン」と比較がしたいのですが……今回は残念です。
泡の出方についてもっと詳しく知りたい方は是非こちらの動画もご覧ください♪
肌への安全性・やさしさは?
汚れ落ちは比較が難しいので今回はできないのですが「肌への安全性」について、わたし個人の意見としてお話させていただきます。
まずは「スクラビングバブル バスフリー」
使用されている界面活性剤はやさしいのですが、液性がアルカリ性と刺激が強めなので、安全性の高いバスクリーナー候補からは外させていただきます。
次に「おふろのルック」。
液性が中性なのですが、使用されている界面活性剤が直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム。
価格も安く洗浄力が高いため、業務用の台所洗剤なんかで使われている界面活性剤ですね。
お皿洗いの仕事をしている方がよく手荒れをするのは、この界面活性剤による刺激のことが多いです。
「おふろのルック」も刺激が強いので、候補からは外しましょう。
わたしが考えるに、今回出している人気バスクリーナー4つのなかで一番刺激が弱く、肌にやさしいのは「バスマジックリン」です。
使用されている界面活性剤は、脂肪酸アミドプロピルベタインという両性界面活性剤で、非常に肌に優しい。
それに液性も中性ということで、2つのポイントで肌に優しいと考えられます。
液性も界面活性剤も肌に優しいとは!これはすごいですね。
「バスタブクレンジング」は使用している界面活性剤がポリオキシエチレンアルキルエーテル。
これはノニオン界面活性剤という肌に優しい界面活性剤です。
ですが「バスタブクレンジング」は液性が弱アルカリ性なので、中性のバスマジックリンと比べると若干刺激が強いかな、と思います。
肝心の無印良品のバスクリーナーの肌へのやさしさはどうでしょうか?
無印良品のバスクリーナーは、液性は中性ですね。
ですが先ほどもみたとおり、使用している界面活性剤はアルキルエーテル硫酸エステルナトリウム。
界面活性剤だけで考えると、「バスタブクレンジング」や「バスマジックリン」よりも刺激が強いです。
肌へのやさしさ、という面で考えるとやはり「バスマジックリン」には勝てませんね。
さすが人気のあるバスクリーナーだと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は無印良品のバス用洗剤について、成分や液性についてみていただいたあと、さらに人気バスクリーナーとも比較していただきました。
ほかの洗剤と比べてみることで、どんな洗剤なのかがよくわかりましたね。
今後の洗剤選びの参考になりそうなことがたくさんありました!
みなさんもぜひ参考にしてくださいね。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
またお会いしましょう♪