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【デリケートな素材・状況】金属の近くの黒カビ&おしっこ染みに対する洗浄剤の使い方!【掃除術】

suura
のぞみ

こんにちは!のぞみです。

最近友人宅を訪問した際、失礼ながら、お家の郵便受け付きの金属扉にある黒い汚れが気になりました


具体的にはその郵便受けとドアの継ぎ目に汚れがいっぱいです

このことを友人に話してみると、
そのあたりは湿気がひどく、汚れの正体も黒カビだとわかっているけれど、金属が近くにあるため手が出せない、
とのことでした

また問題はそれだけにとどまらず、彼女の飼っているペットのウサギが、壁にマーキングをして、気付かず放置していたところ、染みになって匂いもひどいのだとか
彼女は最近子供が生まれたばかりで、それゆえに安全性にも気を遣いながら行える汚れ落とし方法を聞かれました

そこで今回は、金属が近くにある場合の黒カビの落とし方と、衛生面にも配慮したおしっこ染みの落とし方をそれぞれ紹介したいと思います!

因みに参考にするのは…
こちらの茂木和哉(@motegikazuya)のYouTube動画です↓

金属が近くにある場合の黒カビの落とし方

そもそも黒カビはとてもガンコな汚れですが、その理由の1つとして、色素を脱色させないと綺麗にならないからという点があります!
例えば青カビなどの場合には、殺菌をするだけで落とせるものがほとんどなのですが、黒カビは殺菌だけでは落ちないのです!

黒カビには塩素系漂白剤が効果抜群!

ということで黒カビ落としによく用いられる洗浄剤は塩素系漂白剤です!


殺菌をしながら色素も落としてくれるのでとても便利ですよね♪
例えば「ハイター」や「カビキラー」といった商品は皆さんの身近にもきっとあるでしょう
これらを使ってお掃除をすれば大抵の黒カビは落ちます!

ただし塩素系漂白剤には使用上の注意というものがいくつかあります…

塩素系漂白剤と金属

黒カビ落としにとても役立つ塩素系漂白剤
しかし金属に対して使ってしまうと、金属の劣化に繋がる危険性があるため使用を禁止されています!

ここで一つ説明を加えておくと、金属自体に発生する黒カビは手強くありません

なぜなら金属は硬いため、黒カビの根が入っていかないからです!
ゆえに金属自体に発生した黒カビであれば拭き掃除程度で難なく落ちてくれます

問題は今回の例のように金属が近くにある場合です!
汚れ自体は継ぎ目などの柔らかい素材にはびこっているけれど、周りには金属があるため塩素系漂白剤の飛散が恐い
というような場面ですね

ではこのような場合どう対処すればよいのでしょうか?

養生テープと希釈液で解決

まず金属に対する塩素系漂白剤の飛散を防ぐ手段として考えられるのが、マスキングテープなどによる養生です!
具体的には金属部分にマスキングテープを貼り、黒カビのある部分だけを露出させます
そこに洗浄剤をピンポイントで使うのです!

ただこれだけだとテープに染みるなどして、金属劣化が進む恐れがあるので、もう一工夫加えましょう!
それが希釈です!
これをすれば、そのままの原液で使うよりも金属に対する影響を少なくできます♪

「ハイター」などのボトルタイプの塩素系漂白剤ならば100倍希釈
「強力カビハイター」などのスプレータイプの塩素系漂白剤ならば10倍希釈
この度合いが、金属劣化のリスクを減らしつつ、黒カビだけを落とせる丁度いい数値でしょう♪

金属が近くにある場合の黒カビの落としまとめ

ではここで金属が近くにある場合の黒カビの落とし方をまとめると…、
まず金属部分にテープで養生をする
次にカップなどに漂白剤を少量出し、それを水で希釈して混ぜ、洗浄液を作る
歯ブラシや綿棒などに希釈液をつけて、黒カビ汚れがある部分に塗り広げる
あとは汚れが落ちるまで放置する
という手順です

なお、もしこの方法を試して半日放置しても落ちない場合は再度希釈液を塗って放置してみましょう♪
放置時間が長すぎると洗浄液が蒸発してしまうので

おしっこ染みの落とし方

そもそもおしっこによる汚れというのはすぐに拭いた方がいい汚れです
時間が経つにつれてアルカリ性が強くなっていくおしっこ染みは、匂いがきつくなったり、尿石化して落としづらくなったりしてしまうからです!

しかし友人の例のように、長らく気付かず放置してしまったおしっこ染みはどのように落とせばいいのでしょうか?

尿による汚れには酸性洗剤

先述の通り尿による黄ばみや尿石はアルカリ性の汚れです
つまり酸性洗剤による中和洗浄が効果てきめんです!

そしていつもならここで、「サンポール」や「茂木和哉 トイレ尿石落とし」をおすすめするところなのですが、今回は少し状況が違います…
というのも今回はトイレではなく、ふつうの部屋にあるおしっこ染みが相手です
しかも友人には小さなお子さんもいるので、そのあたりの状況にも配慮したいところですよね

「サンポール」や「茂木和哉 トイレ尿石落とし」といった酸性洗剤は尿石除去剤といって、とても酸性度が高い洗剤です
つまりふつうの部屋、ましてや小さな子供がいる家庭で使うのはよくありません…

ではどんな洗浄剤を使えばいいのでしょうか?

クエン酸希釈液

酸性度があまり高くなく、お子さんがいる家庭でも安心の洗浄剤ときたら、やはりクエン酸の使用が適切でしょう♪

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具体的にはクエン酸5gに対しお湯を195g混ぜ合わせ、クエン酸の40倍希釈液を作ります
(水よりもお湯の方が洗浄力は高いのでおすすめだと茂木は話していました)
これをおしっこ染みにかけて、使い終わった歯ブラシなどでブラシ洗いをしましょう
そしてブラッシングが終わったら30分放置し、それでも落ちない場合はまたブラシをして放置
これを落ちるまで繰り返すとよいでしょう♪

なお、ペットの尿石落としに関しては以下の記事も併せてご参照の上、チャレンジしてみてください♪

全体のまとめ

いかがでしたか?
今回は家のデリケートな部分にあるガンコな汚れの落とし方を2つご紹介しました♪

やはりお子さんがいる家庭での洗浄剤選びには気を遣うべきですし、その使用方法もしっかり考えるのが吉です!
皆さんもこの記事や動画を参考にして、落としにくい場所にある汚れ除去にチャレンジしてもらえると嬉しいです

ではご精読ありがとうございました!
またお会いしましょう♪

ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
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