洗剤講座

もう石油系不使用やオーガニックに惑わされない!ボディソープ、シャンプー、食器洗剤選び方!

yoshimura
のぞみ

こんにちは!のぞみです♪

皆さんは洗剤やボディソープ、シャンプーを選ぶ時に何を基準に選んでいますか?

私はオーガニック系の製品を購入することが多いのですが、茂木さんの動画を見ていたらオーガニックと表記されていても安心安全とは限らないという話が出ていました!

ついついオーガニックや石油系不使用とう文言だけを見て、安心して購入してしまいがちですが、本当のところはどうなのでしょうか?

茂木さんの動画で一緒に確認していきましょう!

今回参考にするのは、こちらの茂木和哉(@motegikazuya)のYouTube動画です↓

茂木さんのこだわりポイントは○○

茂木さんがボディソープやシャンプーを選ぶ際のこだわりポイントは石鹸だそうです。お子さんが生まれてお子さんたちに石鹸を使わせたいと思い石鹸にしたのをきっかけに、茂木さんご自身も石鹸を使いはじめたそうです。

お風呂場にいろんなボディソープのボトルを置きたくないことも理由のひとつとのことでした。確かに子どもの分と大人の分のボトルがあると場所も取るし掃除も大変ですよね。

茂木さんいわく、さっぱり脂が取れるので40過ぎて脂分が多い男性でもとてもいい感じに洗えるとのことです。

茂木さんは石鹸が大好きすぎて、自分で泡石鹸をつくってしまうほどで、現在はその泡石鹸を家族全員で使っているそうですよ。

家族全員が安心して使える製品であれば、皆で同じものを利用できるので場所も取らず掃除もしやすくなりますね。

ちなみに茂木さんが作った泡石鹸はこちらです↓

ここからは動画で茂木さんがお話していた内容を詳しくご紹介していきます!

石油系不使用、植物油100%には意味がない?!

それぞれに、こだわりのポイントがあって洗剤やボディソープとかシャンプーを選んでいるのかなと思うのですが、多くの人が商品パッケージの表面やCMなどを見て決めているかと思います。

安全性を重視している人の中には「石油系不使用」とか「植物油100%」とか「ヤシ油からできました!」とか「オーガニック系」などの文言を見て選ぶ方も多いのではないでしょうか?

刺激が強いとされる石油系が使われていないものや、植物油のみを使用しているものなどには安心感がありますよね。

しかし、実際にはそれらの文言には全く意味がないことを知っていますか?

ショックに思う方もいるかもしれませんが、実は全く意味のないことでなのです。メーカーも分かってはいるものの、そう書くと売れるので表記しているというわけです。

洗剤やボディソープ、シャンプーの主成分は合成界面活性剤

洗剤やボディソープ、シャンプーなど汚れを落とすものの主成分は合成界面活性剤となっています。

合成界面活性剤にはいろんな作り方があって、石油からできているもの、植物中からできるものがあります。いろいろな作り方があるのですが、結局のところはできた成分がラウリル硫酸ナトリウムであれば、石油から作られようが、植物から作られようが全く同じなのです。

元の素材が何であれ、できた成分が同じということは安全性も成分の特性も全く同じということになります。

そのため、商品パッケージの文言を見て選ぶのではなく、界面活性剤の種類で選ぶのが一番間違いのない方法であるといえます。

昔の話になりますが、ラウリル硫酸ナトリウムは登場した当時は石油から作られているものが大半でした。しかし石油系=刺激が強いということで批判を受けるようになり、次第に植物油で作られるようになった歴史があります。恐らくにはなりますが、そのような影響を受けてラウリル硫酸ナトリウムがアブラヤシから作られるように変わっていたのだと思います。

しかし元となる原料が石油からアブラヤシに変わったとしても、できた成分がラウリル硫酸ナトリウムであれば結局は同じもになります

そのことは、メーカーも分かっていはいるものの植物油を原料にしてからは、より売れるように「生まれ変わりました!」や「植物からできました!」、「ヤシからできました!」や「石油系不使用」などの文言を積極的に使用しています。

合成界面活性剤はどうやってつくられるのか?

科学者ではないため詳しく知らない点もありますが、合成界面活性剤がどのようにつくられるか簡単に解説していきたいと思います。

作られる合成界面活性剤がラウリル硫酸ナトリウムだとしたら、石油や油、植物油などに硫酸をかけて反応させ合成したものにアルカリを混ぜて作ります。

私の知る限りで合成の工程は2つあります。

ひとつは、プラントで工業的に作られるもので、もうひとつはアナログ的にに作られるものです。アナログ的に作られるものは人気が高いものも多くあり、職人が作る石鹸のようなものが、その典型です。

石鹸も合成界面活性剤となるのですが、合成の工程が油とアルカリを混ぜるというひとつの工程しかないシンプルな作りになっています。

シンプルな作りだからこそ油脂以外の成分が重要になります。

例えばオリーブオイルを使って石鹸を作る場合に、オリーブオイル以外に抗酸化作用のある成分が残っていたとしたら、石鹸に形を変えてもオリーブオイル以外から得られる作用が残っている可能性があると考えられます。

これは、石鹸の作り方がアナログだからこそ。

オリーブオイル石鹸の場合、そもそもオリーブオイルがどのようにできたかというところまで遡って考えます。オリーブオイルそのものを作る時に、昔ながらのアナログ的な手法で搾油して精製する油であれば、オリーブオイル以外から得られる作用が残っていると考えます。

それが美容成分である可能性もあれば、マイナス面となる成分も残っている可能性もあります。不純物となる成分も入っているので一長一短あります。

しかし、工業的にプラントで作られる合成界面活性剤は、オリーブオイルの油脂成分以外に美容成分や不純物が残っていたとしても、合成界面活性剤を作る工程で最終的には残っていないと考えています。

そもそも、たくさん作られる合成界面活性剤で使用する植物油はアナログ的に作られたものではないと思われます。

使用する油でさえもプラントに溶剤を入れて、しっかり1つの成分だけを取り出し、他の成分は完全に取り除くようなやり方で搾油していると思います。

ここまでの話を聞くとオーガニックとか農薬使っていようが、植物がどう育てられようと関係ないと思いませんか?

オーガニックのメリットとなる良い成分があったり、農薬が残っていたりしても、合成界面活性剤を作る過程で全部取り除かれているような気がしませんか?

完成品には、良い成分も不純物も跡形もなく消えてしまっていると思うわけです。

石油系不使用、植物系100%という方面の言葉も全く意味のない言葉だと私は思っています。

ぜひボディソープや洗剤選びの参考にしていただければと思います。

まとめ

いかがでしょうか?

何も考えずに広告やコピーだけで判断して購入していたので、今回の話を参考に洗剤やボディソープ、シャンプーを選んでいきたいと思います。

皆さんも是非ご参考になさってください!

今回も最後までご精読ありがとうございました!

またお会いしましょう♪

ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
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