コンロの排気口に溜まった茶色い汚れを自作ブラシ&最強の自作洗剤で落とす方法
こんにちは、のぞみです。
大掃除のようなやる気スイッチが入っているときでないとなかなかお掃除をしない場所ってありますよね。
その一つが、キッチンのIHコンロの奥の方にある、排気口の中だと思っています。
狭くて隙間もいっぱいありますし……ういつい後回しにしてしまいがちです。
そんな排気口の中ですが、今回は少しでもラクにお掃除できるような方法をお伝えできればなと思います♪
ちなみに今回参考にしたのは、こちらの茂木和哉(@motegikazuya)さんのYouTube動画です!
コンロの排気口掃除に使うアイテムを紹介!
コンロの排気口のお掃除をするときは、掃除アイテム選びがとっても重要です。
最初に今回使う掃除アイテムから、ご紹介していきますね!
1つ目はこちら、無印良品さんの「ヘラ」です。これは絶対に外せません……!
そして3Mの業務用スポンジ(型番:7447)も用意しました。
Amazonでも買えますので、気になる方はチェックしてみてくださいね!
そして次はスコッティの「洗って使えるペーパータオル」です。
いまご紹介したアイテムを使って、自作アイテムを作り、それでお掃除をしていきます。
その自作お掃除アイテムに欠かせないのが……割りばしと輪ゴムです!
輪ゴムは髪を結ぶ用のものを用意したのですが、普通の茶色の輪ゴムでも大丈夫です!
あとはペーパーやこのスポンジを切るときのハサミも必要ですね。
それと紙コップを2つ用意しました。紙コップには洗浄剤を入れていきます!
今回使うアイテムはこれですべてですね。
まずは自作のお掃除ブラシを作って、その後に洗浄剤も作って、準備ができたらお掃除をする、という順番でいきましょう~♪
意外とカンタン♪自作ブラシの作り方
まずはお掃除用ブラシを作っていきます!つくるブラシは、スポンジが先についているもの、ペーパータオルが先についているものの2種類です。
3Mのスポンジを1.5cmくらいの幅でカットします。そして3cmくらいのところでもカットします。
このカットしたスポンジを半分に折りたたむと、正方形になりますね!
正方形になったスポンジを、割りばしに括り付けていきます。
割りばしは丈夫な方をお掃除に使いたいので、持ち手側にスポンジを括り付けましょう。
スポンジの根元に、輪ゴムをグルグルと巻きつけます。できたブラシがこちらです!
切ったスポンジを割りばしに留めるだけですから、とっても簡単ですよね♪
これ1本でも十分お掃除できますが、2本作っておいてもいいと思います。これは汚れ具合やお掃除をする場所にあわせてください!
そして次はペーパータオルが先についているブラシを作ります。
スコッティの「洗って使えるペーパータオルを半分にカットします。
わたしはいつも「洗って使えるペーパータオル」を使っているのですが、他のペーパータオルでも構いません。
でも「洗って使えるペーパータオル」はしっかりとしているので、わたしは気にっています♪
ペーパータオルがカットできたら、割りばしの持ち手側にくるくると巻いていきます。
このとき、ペーパータオルをすべて割りばしに巻いてしまうのではなく、ペーパー半分くらいは出しておきましょう。
イメージとしてはホウキですね!ペーパータオルのところがクネクネ動くようにして、汚れが落ちるようにしておきます。
ペーパータオルを巻きつけたら、輪ゴムで割りばしに括り付けます。
これでペーパータオルを使ったブラシも完成です!こうやって見ると、お人形さん用のホウキのようですね~!
というように、先にスポンジを付けたもの、先にペーパータオルをつけたものと、1つずつ作りました。
どちらも2個ずつあってもいいと思います。手間もコストもそんなにかかりませんし、作り置きしておいてもいいかもしれませんね。
あ、ちなみにカットして使わなかったほうのペーパータオルは、お掃除で使うので捨てずに取っておきます〜!
洗いにくいキッチン排気口の洗剤選び
今回は、汚れがしっかりと落ちてくれて、しかも安心安全な洗浄剤を自分で作ってみようと思います。
使う洗剤はこちら!「アルカリ電解水」と「水石けん」です。今回はこの2つを混ぜて使いますね。
アルカリ電解水はどこのメーカーさんのものでも構いません。わたしは今回、おうちにあった「激落ちくん」のアルカリ電解水を使おうと思います。
そして水石けんは、茂木さんが作っている「綿雪水石鹸」を使います。
こちらも水石けんであれば、どこのメーカーさんのものでも構いません!
どうしてキッチン排気口のお掃除に「アルカリ電解水」と「水石けん」がいいかと言うと……洗剤残りがしないからです。
合成界面活性剤が主成分の普通の洗剤は、洗剤の成分が残ってしまいやすいんですよね。
アルカリ電解水は界面活性剤を含んでいませんし、石けんは水で薄まったり油脂汚れが付くことで無害なものになっていきます。
排気口の奥はなかなか上手に洗剤を流せない場所ですから、万が一残っても無害なものの方が安心です♪
もちろん合成界面活性剤にも油汚れが溜まっていくと、やがて乳化されて働きをやめることはあります。
ですがアルカリ電解水や水石けんのほうが、ずっと安全なんですよね~!
汚れ落ち最強!自作洗浄液の作り方
それでは次に、洗浄液を作っていきます。
つくる容器は使い捨ての紙コップでいきますね。
紙コップでなくても大丈夫なのですが……お掃除中に汚れたブラシを何回も洗浄液につけることになります。
洗浄液も汚れてしまいますので、お掃除後そのまま捨てられる紙コップのほうがラクチンかな、と思います♪
まずは、アルカリ電解水を20mlくらい入れます。
そして水石けんを5mlくらいいれます。量は正直なところテキトーで問題ありません。今回はアルカリ電解水5に対して水石けん1ぐらいの割合で作りました!
アルカリ電解水と水石けんを合わせたものを、棒で軽くかき混ぜます。
アルカリ電解水だけなら泡立ちませんが、水石けんが入っているので泡立ってくれていますね~!
アルカリ電解水はその名前の通り、アルカリ度がとても強いので、アルカリの働きで油汚れを落としてくれます。
そして水石けんには、界面活性剤が入っています。だからかき混ぜると普通の洗剤のように泡立ってくれるんですよね。
石けんによる界面活性剤のはたらき、そしてアルカリ電解水によるアルカリのはたらきの2つのパワーで、ガンコな油汚れも落とすことができるんです!
あ、ちなみに紙コップは今回2つ用意しています。
1つはお掃除の前半に使う洗浄剤をいれておくもの、もう1つはお掃除の後半に使う洗浄剤を入れておきます。
お掃除を進めていくと、だんだんコップのなかの洗浄液も汚れていってしまうんですよね。
せっかくキレイにしようとしているのに、汚れがひどい洗浄液をつけるのは気が引けるので……気持ちよく掃除できるよう、前半用後半用とわけてみました。
掃除はゴム手袋をつけて!
油汚れを落とすお掃除ですから、手肌の皮脂も奪われてしまいます。手荒れを防止するために、ゴム手袋を着用しますね。
ゴム手袋であれば使い捨てでも、そうでないものでも構いません。
わたしはいつも、ニトリルゴムの使い捨て手袋を使っています!
感染症対策のためにゴム手袋の需要が増えたのか、一時期ニトリル製のゴム手袋の値段が上がってしまったんですよね。
でもここ最近は元の値段に近づいてきた気がします。
使い捨てはコスパがかかってしまいますから……値下がりしてくれているのはやっぱり嬉しいですね。
ほかの素材の手袋もいろいろ試しましたが、わたしはニトリル製が一番使いやすいと思います。
お掃除前の汚れ具合をチェック
早速お掃除を始めていきたいところですが……お掃除前に汚れの状態をお見せしないといけませんね!カメラを近づけて、いまの汚れ具合をお見せします。
まず、お掃除をするキッチン排気口はここのことです。いつもは網のようなカバーが付いています。
穴が何か所かあるのですが、一番汚れがひどいのは右の方の穴ですね。
見てください……横も手前も奥も真っ茶色です。
それ以外の穴は思ったよりも汚れていません。
こっちはプラスチックの上についている汚れなので、わりとカンタンに落とすことができます。
初めにお見せした茶色く汚れている穴がメインのお掃除になりそうですね。いったいどこまでキレイになるのでしょうか……!?
ちなみに、今回お掃除をするキッチンは、パナソニックさんのキッチンです。
同じようなシステムキッチンをお持ちの方であれば、参考にできるお掃除法かとは思います。
そうでないキッチンの方も違うところがあるかもしれませんが、参考にしてもらえたら嬉しいです!
実際にキッチン排気口をお掃除!
それではキッチンの排気口をお掃除していきましょう。
ヘラで油汚れをこすり取る
最初にヘラを使って、茶色のこびりつき汚れを取ってしまいます。使うのは無印良品さんのプラスチックヘラです。
中をゴシゴシ、カリカリとしていくと……。
こんな風に汚れが取れてくれます!思ったよりも、コゲのようなこびりつき汚れがたくさんあります。
こんなに汚れが取れましたが、実は半年くらい前に一回お掃除をしたんですよね。
たったの半年でここまで汚れるんですね……。
半年掃除をしないだけでこんなにも汚れています。
もしこのままお掃除をしていないでいると、もっと厚く汚れが付いてしまうので、なおさらヘラを使ってこそぎ落とす作業が重要になりますね。
それとこの段階では乾いた油汚れのほうがついているので、スポンジたわしでこすってもいいと思います。
でも今回はこのまま、プラスチックヘラで落とせる汚れを落としていきますね。ティッシュペーパーでヘラについた油汚れを取りながら、カリカリしていきます。
ちなみに、お掃除用のヘラには色んな種類のものがあります。
無印良品さんのヘラは、プラスチックでできていますが、他のメーカーさんだと、金ベラやカーボンベラなどもあります。
もちろん固いヘラの方が汚れは落ちやすいですが、その分素材を傷つけてしまうリスクも高くなります。
プラスチックのヘラであれば、そこまで無茶な使い方をしない限りは素材が傷ついてしまうことはないと思います!
それと無印良品さんのヘラのいいところは、ヘラの角度や長さ、細さがちょうどよくて、汚れをかき出すのに使えるんですよね。
しばらく掃除をしてないと、こびりつき汚れが端っこの方に溜まるんです。
そんなとき、ヘラをスコップのようにしてすくい上げることができます♪
ヘラでのこそげ落とし作業が終わりましたので、いまの汚れの状態をお見せしますね。
見た目はあまり変わってないのですが……厚くついていたこびりつき汚れから、薄いこびり付き汚れになりました。
これだけ薄くなれば、ブラシでお掃除するときにかなり効果的に落とせそうですよね!
ハイパー水石けんを排気口全体に塗り広げる
つぎは3Mのスポンジを括り付けたブラシと、アルカリ電解水を混ぜた水石けん「ハイパー水石けん」を使って排気口をお掃除していきます。
まずはスポンジブラシに洗浄液をちょんちょんとつけて、全体的に塗り広げます。
洗剤は少し置いておいたほうが、汚れはよく落ちてくれます。なので初めは全体的に塗り広げておきましょう。
ただ……こうやって塗り広げるために排気口の中にいれただけで、スポンジブラシが真っ黒になってしまいます。
洗浄液を何回かコップから取って、塗っていく、という順番になるので、どうしてもコップの中の洗浄液も汚れてしまいますね。
見てください……!もうコップの中の洗浄液が茶色くなっています。
やっぱり紙コップが汚れてしまったときのために、洗浄液は2つ用意した方がいいのかなと思います。
自作スポンジブラシとハイパー水石けんでこすり洗い
ハイパー水石けんを全体に塗り広げたら、こすり洗いを始めていきます!
今回割りばしの先につけている3Mの業務用スポンジは、結構研磨力が高いんですよね。
なのであまり力をいれてゴシゴシすると、排気口内部のステンレス材に傷が入ってしまうかもしれません。
ですが硬さのないスポンジだとガンコな汚れは落とせませんから、多少は傷が入ってもしょうがない!という気持ちで洗っていきます。
ちなみに今回の排気口掃除は半年ぶりですが、半年前にお掃除をしたときはもっと大変でした。
半年以上もしくは何年も排気口のお掃除をしていない、という方は、前回のお掃除のときの動画も見てもらえれば参考になると思います!
濡らしたキッチンペーパーで汚れをふき取る
しばらくこすり洗いをしていたら、結構汚れが取れてきました。
でも残さず取れているのかは、この段階ではわかりません。
汚れは排気口の内側に入ったままですし、全部茶色ですからね。
なので1回排気口の内側を拭いて、そして落としきれていない汚れがあったら、またこすり洗いをする、という流れでいきましょう!
排気口の内側を拭くのに使うのは、キッチンペーパーです。
割りばしの先にキッチンペーパーをつけたブラシを作りましたが、あのブラシは一番最後に仕上げ洗い用です。
こんなに汚れている排気口を拭くのにはもったいないので、自作ブラシを作ったときのあまりのキッチンペーパーで拭いていきましょう。
キッチンペーパーを水で濡らし、排気口の中に入れて割り箸で拭いていきます。
ちょっと拭いただけでこんな真っ黒になってしまいました……。
まだペーパータオルの内側はキレイなので、キレイな面を外側にして拭いていきます。
これで排気口の中はだいぶキレイになりました!
いまの状態の汚れの落ち具合をチェック
スポンジブラシで一回こすり洗いをした段階で、いまの汚れの状態をチェックしましょう。
いまの排気口は……こんな感じです!
排気口の底や端っこはまだ汚れが残ってますね。
でも排気口の奥と手前、横の方はだいぶキレイになりました!
残っている汚れをこすり洗い
残っている汚れの方も、引き続きこすって落としていきます。
このタイミングで一回ブラシを洗ってきて、洗浄液も新しいものに交換しました。
でもスポンジの中にまだ汚れがあったみたいで……洗浄液にスポンジを入れた瞬間茶色くなってしまいました。
スポンジブラシをしっかり洗うのが面倒な人は、やっぱりブラシを2本作った方がいいのかもしれませんね。
先ほどと同じように、排気口の内側に洗浄液を塗っていきます。
このときたくさん液をつけて洗うと、洗浄液がコンロ内部に流れていくかもしれません。
洗浄液をつける量には気を付けたほうがいいですね。
ウェットティッシュで汚れをふき取る
こすり洗いをして、排気口の残った汚れもだいぶ落ちてきました。
先ほどと同じように、濡らしたキッチンペーパーで汚れを拭いていきましょう。
あ……ペーパータオルの残りが手元になかったので、今回はウェットティッシュで拭いていきますね。
濡らしたキッチンペーパーのときと同じように、箸で掴んで拭いていきます。
ちなみにここでもまだ、ペーパータオルをつけた自作ブラシは出てきませんよ。
ペーパータオルをつけた自作ブラシはふき取り用の棒ですから、あくまで最後の仕上げで使います。
排気口の小さいスキマにも入るような小さいブラシですから、
あくまでも、作ったふき取り棒は最後の仕上げですね、こういった隙間にしっかり入ります。
汚れをある程度落としてあげないと、一瞬で真っ黒くなってしまいます。
ここで使うのはもったいないですからね……!
残った汚れをヘラで削る
一通り汚れは落ちたのですが、よ~くみるとまだ少し汚れが残っています。
十分キレイですし、いつもだったらもうお掃除完了にしてしまうのですが、今回は皆さんにお見せしていますしちょっと丁寧にお掃除していきます。
排気口の端っこに汚れが残ってるところがあるので、無印良品さんのヘラを使ってこすり落とします。
ヘラでカリカリしたら、また汚れが排気口の下の方に溜まってしまいました。
なのでもう一回、ウェットティッシュでふいていきますね。
ふき取り棒で最後の仕上げ
汚れがほとんど落ちたので、最後の仕上げに入っていきます!
ここでようやく、割りばしにキッチンペーパーを括り付けた「ふき取り棒」を使います。
ふき取り棒のペーパー部分を水で濡らし、固く絞っておきます。
これで排気口の中全体を拭いていきます。
排気口には小さいスキマがたくさんありますからね。仕上げ棒くらいに小さい方がしっかりと汚れを落としてくれます。
仕上げ棒をたまに外に出して、汚れ具合が変わらなくなったら中の汚れはすべて取れたということになります!
そしたらお掃除完了です♪
お掃除後の排気口の中の様子は?
お掃除が一通り終わりましたので、カメラを近づけて見てみましょう。
どうでしょうか……!?ビフォーの写真と比べると、色も全然違いますね!
端っこの所は汚れが少し残っていますが、これくらいならそんなに気になりません。
排気口の奥面、手前、横と全体的にキレイになったんじゃないかと思います~♪
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はついつい後回しにしてしまいがちな、キッチンの排気口の中をお掃除してみました。
びっくりするくらい汚れていて……かなりやりがいのあるお掃除でした!
キッチンシンクの水垢落とし、レンジフードのシロッコファンなど、キッチンにはあんまりお掃除をしない場所が結構あるんですよね。
そんな場所のお掃除方法も、またご紹介できればなと思っています。
また、YouTubeチャンネル「のぞみのお掃除講座」では、お掃除にまつわるいろんな情報をお届けしています。
こちらの動画もみてもらえると嬉しいです!
それではここまで読んでくださり、ありがとうございました。
またお会いしましょう~♪